波 について少しだけ調べてみました。
波(なみ)とは、水面の物理的で周期的な高低運動の現象であ~る。
他に、浪(なみ)とも書くし。波浪(はろう)とも言います。
“Shallow water wave” by Kraaiennest – 投稿者自身による作品. Licensed under GFDL via ウィキメディア・コモンズ.
難しいですが、簡単に言えば
発生原因は風です。
一般的にはね!
波の種類
波は、起きる原因によって分類することが出来ます。
風によって起きる波は波浪。
船が航行することによって、船の後ろにできる波は引き波と呼ばれます。
地震によって起きる波は津波と呼ばれますね~
(この津波という言葉は、世界に広がり英語などでもTsunamiと呼ばれている事は!みなさんご存じのとおり)
このように波ができる原因はいくつもありますが、最も一般的な原因は風です。
波浪(風浪とうねり)
波浪とは風によって起こる波のことである。
波浪には風浪(ふうろう)とうねりの2種類がある。
通常、「波の高さ」とは有義波高(100波のうち高い33波の平均値)をいい、天気予報などでの「波の高さ」もこの値の予報値である。
有義波高は100波のうち高い33波の平均値であるから、最大ではこの2倍程度の波が押し寄せることもありうる。
風浪
その場で吹いている風によって引き起こされた波は風浪あるいは風波(ふうは、かざなみ)と呼ばれる。
風が海面に当たると、風と海水の摩擦で海面が波立つ。
風浪は、波の上部が尖った三角形に近い形をしている。
風が強くなるほど風浪の高さは大きくなる傾向があり見た目の形状も変化する。
波の無い状態から、強い状態まで順を追って解説すると、凪(なぎ =無風状態)だと風浪は消え、海面の質感としてはほぼ平坦になる。
このような状態は「鏡のような海面」などと表現されることが多い。
実際、海面でありながら自身の顔を映して確認することができる。
風がかすかに吹くと、小さな波(さざ波)が立ちはじめる。
風速が数メートル程度になると、波頭(なみがしら、=波の頂上部分)の水が風に飛ばされ、
視野を広く見ると海面全体に白い部分がチラチラ、ピョコピョコと動いているように見え始める。
日本では地域によってはこの状態を「ウサギが跳ぶ」と表現する。
その表現を聞けば誰でも、なるほどそのとおりだ、と思えるような状態なのである。
つまり、風と風浪の形状の関係を知っていれば、風浪を見ておおよその風速を知ることができる。
ウィンドサーフィンのベテランなどには、風浪の状態を一瞥しただけでかなりの精度で風速を言い当てることができる人もいる。
うねり
他の海域で風によって起こされた波が伝わってきた波はうねりと呼ばれる。
うねりは、長距離を伝わってゆく。例えば日本近海で発生したうねりはハワイにまで到達する。
気象庁では風浪やうねりによって災害が引き起こされると予測される場合は、警報や注意報を発表し、注意を促している。
土用波も参照。
波浪の地形などへの影響
波浪は、海岸の地形に大きな影響を及ぼしている。砂浜の形状は波浪の影響を受けて絶えず変化している。
岩壁に絶え間なく打ち寄せつづける波浪は岩壁を侵食してゆく。また、波浪は、海岸の生物、生態系にも大きな影響を与えている。
波が打ち寄せる場所を波打ち際と言う。
津波
津波は、地震によって引き起こされる波のことである。
長波の性質を持ち、その進行速度は重力の加速度と、水深の積の平方根となる。
気象庁では、地震が起こると直ちに震源地、震源の深さ、地震の強さなどを計算し、
津波が予測される場合は、津波の程度により、大津波警報、津波警報、津波注意報を出す。
波高と確率
天気予報で波の高さが「波の高さは2mになるでしょう」などと伝えられることがあるが、
天気予報で伝えられる波の高さというのは「有義波高」という、ある特別な方法で数値をはじいたものである。
通常、波は大小が入り混じっていて、その大きさをひとつの数字で言い表すことはできない。
だが、だからと言って最大波高や最小波高を用いたりすると、人間の実感ともかけはなれる。
平均波高を使っても、平均波高より高い波が数多く打ち寄せるので(そして波は高さが2倍になるとパワーが4倍になるので)平均波高を用いるのも防災上よろしくない。
そうした配慮から考え出されたのが「有義波高」で、平均波高を集めて、
それらを高いほうから並べ、上位1/3の平均値を「有義波高」としている。
この「有義波高」は人間が波を目視した実感にかなり近くて便利である。
だが、この便利な「有義波高」でも、それより大きい波、小さい波はくる。
例えば、10波に1波は有義波高の1.3倍、100波に1波は有義波高の1.6倍、1000波に1波は有義波高の2倍となるので要注意なのである。
このように、全体から見て割合としては小さいものの確率的には発生する波高の高い波を高波(たかなみ)と呼んでいる。
「昨日 埠頭で(桟橋で)釣りをしていた人が、高波にさらわれ死亡しました」といったニュースは頻繁に流れている。
海釣りをする時などは、そうした、数万回に一回来る高くて強い波のことも心の片隅に置いて注意しておかなければならないわけである。
また逆に言えば、サーフィンをしている時は波が小さいと感じられても、
あきらめずに根気強く待ち続ければ、半日に一回くらいは大きな波に出会えるかも知れないのである。
波と文化
サーフィン(波乗り)
波は人間にとって、大切な遊び相手である。
海水浴、サーフィン、ボディボード、ウィンドサーフィンなどで、
波を体感して楽しむ人々も多い。
なかでもサーファーの中には、波とともに生き!
波と恋愛をしていると言ってもいいような日々を過ごしている人たちがいる。
photo by Tiago J. G. Fernandes
そして、波は視覚的な形でも人々を魅了する。
波をテーマとして追求している画家やカメラマンたちが世界には多数存在する。
大型書店には波の写真集が通常何種類も並んでいる。
葛飾北斎が描いた波『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』。ヨーロッパの芸術家たちにも影響を与えた傑作。
また、波は音も人々を魅了していまする。
波の音は波音(なみおと)という。
適度な規則性と適度な不規則性、「ゆらぎ」が含まれていて。
おだやかな波音を聞いていると、そうでない時よりもずっと熟睡できる、
という人も多いのだとか・・・
最近は海から離れて都会で暮らしているストレス社会に生きる人々のために、
波音を録音したCDも販売されています。