豊見城市高安の伝統行事 龕ゴウ祭
沖縄県豊見城市・高安地区に伝わる
12年に1度の 龕ゴウ祭(がんごうさい)
12年に一度、「辰年」の旧暦8月9日に盛大に行われる、
「高安の龕ゴウ祭」が2012年9月24日(月)に行われました。
1952年から~12年に一度!開催の 伝統行事 で、
死者を棺に入れて墓地に運ぶ輿(みこし)、龕(ガン)の霊を鎮め、
慰めると同時に区民の無病息災、豊年を祈願する祭りです。
約350人の住民らが参加し、棒術や舞踊、旗頭などを披露、
地域の発展を願う古くから伝わる伝統行事。
道ズネーの「ヒーエイ」のかけ声が響き、
集落は祭りの活気に包まれました。
高安の伝統行事 龕ゴウ祭「龕」(がん)とは?
葬式の時に棺桶を乗せて野辺送りする
屋形の担ぎ輿(こし)のことを龕と言います!
龕は棺桶を入れて担ぐ輿だが、現代で言う霊柩車です、
棺桶を収めるには少々小振りなので老人に聞いてみたら、
昔は死体が固まらないうちに膝を折り曲げ座棺に納めたからだそうです。
今は!
沖縄も火葬しなければいけない事になっていますので使われていませんが・・・
現在では県の重要文化財に指定されています。
沖縄ではご覧のように死者えの御供え物に
生臭料理が供えられている、
中央の右に雄鶏。
左に雌鶏のボイル?された裸体と、
その左右にボイルされた豚のチラガー(面の皮)が供えられている。
高安の旗頭は、竿の先端にヤイ(槍)、ナジナタ(長刀)を飾った2本があり、
双方とも龍を模った口からヤイやナジナタが天に向かって伸びた形をしている。
ヤイの旗文字が「勤農」、ナジナタが「深耕」で共に農耕に関わる表示になっている。
両旗頭には「太平字高安」の吹き流しが付いている。
いずれの旗頭も12年ごごとの龕ゴウ祭のみに使われる。