目の前のことを、目の前の人を大切に。
そこから開ける人生があります。
福島県いわき市にある温泉旅館「こいと旅館」
福島の温泉旅館なんですが、
今回の地震で被災した地域の旅館です。
ここの支配人の方は、
近隣がみな避難する中、半ばヤケクソカラ元気で、
旅館の食材を持ち出し、炊き出しをしていました。
そして“今”できる行動をしていたら、自然に人が集まるようになり、
いつの間にか避難所になってしまったそうです。
「家に居るのが不安だからここに居させてください」
従業員の方も集まってきました。
その結果、旅館はいつもの営業と同じ状態に!
与えるという発想
東京電力や現地に入って仕事をしている方々の宿泊を引き受けるようになり、
日帰り温泉も再開しました。
周りの旅館が避難している中、
温泉旅館ができるだけでなく「こんな中でありがとう」と感謝までされているそうです。
目の前のことや目の前の人を大切にすることで、
無理やり頑張らなくても、人生って展開していくんだなと思いました。
会社で言えば、従業員を含めた目の前の人を大切にする。
かかってくる電話一本も大切に、明るく対応し、目に前のことに誠心誠意取り組む。
そんな中で、出会う現象や人によって更に発展していくようです。
得ようという発想ではなく「与えようという発想」が、新たな人生を切り開いていくのかもしれません。