先日読んだ本に、興味深いことが書いてありましたのでご紹介します。
西洋のコーヒーカップやティーカップには「取っ手」がついていますが、
日本の湯のみには取っ手がありませんよね。
それはなぜなのでしょうか?
それは・・・!
photo by Moyan_Brenn
日本人特有の感性
実は日本の湯のみに取っ手がない理由は、
温度を手に伝え、確認するためなのだそうです。
また、コーヒーや紅茶は熱々で飲むものですが、
日本のお茶はそうではありません。
手に持ってみて熱いと感じたら「まだ、熱くて飲みませんよ」と湯のみが教えてくれます。
また寒いときなどは、湯のみを包むようにして持って飲むと、湯のみから伝わる温かさで身も心も温まりますよね。
つまり日本では、熱いのであればそれを受け止め、「感じ取る」という文化。
逆に西洋では、熱いのであれば、それを避けるために熱さが伝わらないよう工夫する文化
ということなのかもしれません。
この違いは不思議だと思いませんか?
そして、日本人の感性って繊細だと思いませんか?
昔の日本では、涼を取るために行水をしたり打ち水をしたり、また風鈴の音色を聞いたりして涼しさを感じていました。
この「音で涼しさを感じる」という感覚は、外国の方にはわからないそうです。
日本人特有の感性なんですね。
さぁ今年、あなたは何を感じ取りますか?