「常識を見直す」
これはスポーツ界でも広まっている。
それは、映画の「マネー・ボール」のモデルにもなった
ビリー・ビーンという名物GM(ゼネラルマネージャー)の存在があるのだ!
彼は、極めて科学的なアプローチから球団作りを行った。
監督やスカウトの「長年の勘」ではなく、
確かなデータを基に戦略を組み立てて勝利を引き寄せたのだ。
例えば、メジャーリーグの常識は「勝つためには一流の選手を集める」
そのためには「資金が必要」というものだ。
しかし、彼のオークランド・アスレチックスは、
選手の総年俸がメジャー球団中最下位クラスながら、
毎年のようにプレーオフに進出している。
常識は、時代とともに変わる
戦術としての盗塁やバントは、機動力野球には欠かせない。
しかし、このチームでは禁止されている。
優秀な打者とは、3割・30本・30盗塁する打者ではなく、
出塁率が高く、長打率が高く、三振が少なく、フォアボールを多く貰う打者だ。
ビッチャ-は、球が速いかどうかはまったく問題ではない。
コントロールが良く、フォアボールを出さない投手だ・・・などなど。
今までの野球の常識とはまったく異なる考え方をしている。
そして、実際に成果に結びつけているのだ!
マリナーズ時代にイチローという屈指のバッターがいながら
なぜ!?地区優勝を飾ることができないのか?
その理由がわかるような気がする。
常識って、時代とともに変わるものなのだ。