こんにちは!
週末、張り切って自宅の掃除に取り掛かりました。
ふとんの丸洗いから始まり、いつもは気づかないふりをして見過ごしている高い場所の埃取り、
キッチンやお風呂場の排水溝に換気口、そして寒いベランダに出ての窓掃除。
有森裕子さんじゃありませんが、終わった後は「自分で自分を褒めてあげたい」、そんな気分でした(笑)
それはさておき(さておきって;)窓掃除をしながら毎回感じることがあります。
水で洗った後にワイパーをかけるのですが、この瞬間が最高なのです!
汚れと水が見事に一気に流れていく。
曇りひとつない、まるで新品のような輝きを放つクリアな窓!
汚れを取り除けば・・・こんなに輝く。
よく、物事や人を見たり判断したりする際に
「フィルターを外して」「色眼鏡で見ないように」なんて言いますよね。
主観をいったん手放し、思い込みと感情の先走りを抑え、冷静な目でなるべく客観的に・・・
しかし、それを心がけていても、思い込みや勝手な先走りがなくならないのは何故なのでしょう?
排水溝の水垢は見えても、心の汚れは見えません。
窓の汚れは見えても、心の汚れは見えません。
では、目に見えない心の垢や汚れは、どう掃除すればいいのでしょうか?
掃除がもたらすものとは?
窓なら、まず「目」で汚れを確認します。
そして「水」洗い、水で取れない汚れなら「洗剤」があります。
掃除「道具」もありますね。
窓にせっせとワイパーをかけるたびに、
最近心の掃除をしているか、汚れは溜まっていないか、
そして何より、その汚れに自分は気づいているか、考えさせられています。
そう
私にとっての窓掃除は、「目」の役割を果たしているのです。
あなたにとっての、心の汚れに気づくきっかけ、
「目」は何ですか?
「水」は何ですか?
「洗剤」の役割を果たすのは何でしょうか?
頑固な汚れも落としてくれる「道具」はありますか?
by Tim RT
掃除セットと同じように、心の掃除セットも備えておきたいものですね。
最後に、掃除にちなんで、
『バカの壁』で有名な養老孟司さんの名言をひとつご紹介します。
養老さんの娘さんは、部屋の掃除をほとんどしないそうです。
そこで養老さんが発したことば。
養老さん:部屋の掃除をしなさい
娘さん:どうせまた散らかるから
養老さん:じゃあどうせ人間は死ぬんだから、今すぐ死ね
この後、娘さんはすぐに部屋の掃除を始めたそうです。
一見シンプルな笑い話に聞こえますが、
これは何事にも通じる、深~いひとこと、ですよね。